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喘息と布団
はじめに・・
 

喘息は、ダニやハウ スダストをアレルゲンとするI型アレルギーにより、気道に慢性的な炎症が起こる病気です。就寝中、布団から発生するダニやハウスダストを吸い込むことが、 発作の一因になると考えられています。布団は1日の1/3に渡って長時間接触するものですから、布団を綺麗にする事は喘息克服への第1歩です。そこで、布 団のメンテナンスに関するノウハウについて自身の経験を踏まえ整理してみました。是非、ご活用下さい。


 
目次
 
1. 布団になぜダニが繁殖しやすいか?
   
2. 布団のダニ対策について
 
  2-1. 布団に掃除機を掛ける。
 
  2-2. 布団を丸洗いする。
 
  2-3. 布団を天日干しにする。
 
  2-4. 防ダニ布団に変更する。
 
3. ダニ対策の効果をチェックしてみよう!

 

1. 布団になぜダニが繁殖しやすいか?
 
布団の側生地は、繊維の粗い木綿生地が使用されているものが多く表面は隙間だらけです。また、布団表面には生産過程でできてしまうミシンの針穴も多々あ る事から、ダニはこの隙間を利用して布団の内部へ入り込んできます。布団の中は、ダニが好む高温多湿な状態で、髪の毛や垢などダニの餌さも豊富にあります。更に繊維の隙間など卵を産むスペースも 多い事から、ダニが繁殖しやすい環境が整っており、侵入後次第に増殖して行くと考えれています。

 
布団の側生地は、ダニが侵入できる隙間が多い

ダニは、ミシンの針穴も自由に出入りできる

 
※ 画像:ヤマセイ株式会社HP.より



喘息の原因となるダニについて、もう少し詳しく見てみましょう。
 
喘息の原因となるダニは、チリダニ科でヒョウヒダニ属のヤケヒョウヒダニ、コナ ヒョウヒダニです(左図)。体長は、約0.1~0.8mm、無色透明なので目には見えません。家屋などに生息するツメダニと違い、人を刺さないため、繁殖しても気がつきにくいため注意が必要です。卵から成虫になるまで30~40日要し、寿命は、約2~3ヶ月。高温(25~30℃)・多湿(60~90%)の条件下で繁殖し、低温 (20℃以下)・乾燥(50%以下)の条件下で繁殖を抑える事ができます(画像は、参天製薬HP.より)。
 
ヤケヒョウヒダニ コナヒョウヒダニ
 
このような生態から、ダニは一般的に梅雨から夏にかけて大繁殖し冬には衰退 するのですが、近年、暖房設備の普及と、住宅の高気密化に よって、冬でもダニの数が減らなくなってきたと言われています。特に高気密住宅では冬のダニ対策も重要です。また、6~8月に掛けて大繁殖したダニの死骸を放っておくと、9~10月に掛けて汚染度がピークに達しま す。この時期は、空気が冷たくなり始める事もあり、喘息発作が起こりやすくなります。これを防ぐためには6~8月のダニ対策を徹底しておくことも大切です。
 
ここまで見てくると、ダニは布団の中で繁殖するために生まれてきたような存在に感じてしまいますが、一方、ダニの生態を踏まえて対策を施す事ができれば、 繁殖を抑え快適な状態に持って行く事も可能です。それでは、次項より布団のダニ対策について具体的に見て行きましょう。
 
 
2. 布団のダニ対策について
 
布団の防ダニ対策としては、(1)掃除機を掛け。(2)布団の丸洗い。(3)天日干し。(4)防ダニ布団を使用するなどが挙げられます。以降で1つ1つ詳しく 紹介します。
 
 

2-1. 布団に掃除機を掛ける。

 
最も一般的な防ダニ対策は、布団に掃除機を掛ける事です。1m2当たり20~30秒を目安に布団の両面に掛ける事が推奨されて います。布団1枚は約2m2なので、片面40~60秒、両面で約2分です。これを、2~3カ月間継続すると、ダニ抗 原を極端に減らす事ができると言われています。布団に掃除機を掛けた場合、ダニ の死骸や卵は、比較的、除去しやすいのですが、生きているダニは繊維にしがみつくため、取れにくいと言われています。しかしながら、ダニの寿命は2~3カ 月なので、この間にダニが産む卵を、しっかり除去し、ダニが死んだ後に死骸を取り除けば、ダニ抗原を一掃できると言う訳です。非常に地道な作業ですが、確実に効果のある方法です。



SANYO 布団ローラ (SCS-ATP20) SANYO 布団ローラ (SCS-ATP10)  

布団ローラの紹介
 
布団の掃除機掛け2分は、実際やってみると結構長いです。また 吸引力を上手く調整しないと、生地が噛み込んでしまい大変です。そんな時に便利な布団ローラを紹介します。これらのアイテムを利用すれば、生地を噛み込まず、軽い力で掃除をする事ができます。
 
 
2-2. 布団を丸洗いする。
 
布団の丸洗いは、ダニ抗原の除去に効果的です。ダニは高温になると死滅するため、海外では、60℃以上のお湯で洗う事が推奨されています。上手く洗えば、約98%のダニ抗原を除去できると言う結果もあります。一方、ダ ニの死骸など一部のダニ抗原は、中綿の繊維に絡まり内部に残ってしまいます。洗濯後、掃除機を掛け、これらを取り除いてやれば、ほぼ完璧な状態にする事 ができます。布団の丸洗いは、汗や汚れなども除去でき、とても衛生的です。但し自宅で布団を洗う場合には、落とし穴もあります。それは乾燥です。良く乾燥させないと、内部にカビが発生し、返って不衛生な状態になってしまうこともありま す。木綿や羽毛布団の場合、朝早くに洗濯して、1日中干しても、夏の晴天日を除いて、なかなか乾ききらない事も多いです。そんな時は、 布団乾燥機などを使用して乾燥させるようにしましょう。いずれにしても、自宅での布団の丸洗いは、専用設備もなく大変です。今はインターネットで、布団の宅配クリーニングも 充実しているので、そちらを利用されるのも1つの手段です。布団1枚で、¥4,700(税抜)程度です。布団洗いの手間を考えると、けして高くない値段だと思います。

 
※ 宅配クリーニングの際に注意したいこと
 
① 仕上がった布団は、ビニール袋から出して保管する。
 
クリーニング後に付いているビニール袋は、運搬中の傷や埃から守るためのもので すが、ビニール袋に入れたままで保管すると、内部に湿気が溜まってカビる事があります。保管する際は、ビニール袋から出して布団内部の湿気を十分に出し 切ってから風通しの良い所に保管するようにしましょう。
 
② 長期収納後、利用し始める前には再度手入れをすること。
 
布団の丸洗い効果は、1カ月は持続すると言われていますが、1カ月以上保管した後の布団には、ダニが繁殖している可能性があります。使用前に必ず干して内部を乾燥させ、掃除機を掛けてから使用するようにすると良いでしょう。
 
 
2-3. 布団を天日干しにする。
 
布団干しは、ダニを死滅させるまでの効果はありませんが、中綿を乾燥させダニの 繁殖しにくい状態をキープする効果が期待できます。ダニは、50~60℃の温度下で30分くらいすると死滅すると言われています。ところ が、通常の布団干しでは、布団全体が、そこまで高温にはなりません。日光の当たる面が、部分的に50℃を超える事はあったとしても、ダニは、裏側の涼しい 方に移動してしまうので、死滅する事が難しいと言われています。一方、中綿は乾燥し湿度が下がるので、ダニの繁殖を抑える事は可能です。定期的に布団干しをする事をお勧めします。


布団干しのアイデア商品、【布団干し袋】を紹介します。

これはディポン社が開発したタイペックと言う極細繊維を使用した布団干し袋です。表面が黒地なので太陽光を効率良く吸収し内部温度を上昇させることができ ます。タイペックと言う繊維は、花粉や黄砂などのアレルゲンを通過させない素材 なので、外界のアレルゲンから布団を守ってくれます。花粉や黄砂の飛散する季節は、布団干しができずに困っていましたが、この袋があれば布 団干しができそうです。

 
布団干しカバー 枕干し袋 タイペック極細繊維の拡大
     
     
 ※布団叩きは止めましょう。

布団叩きは、ダニを落とす効果がゼロに等しいと言われています。逆に布団を叩くと中綿の繊維が切れて、埃を舞い上げるため鼻炎や喘息に悪影響を及ぼします。布団干し後は叩たかず表面を払い落とす程度にし、埃は掃除機で吸い取るようにしましょう。
 
 
2-4. 防ダニ布団に変更する。
 
防ダニ布団は、側生地や中綿に防ダニ対策が施してあり、一般の布団と比較して、ダニが繁殖しにくくなっています。防ダニ布団に変更すると、部屋のハウスダストが減ったり、布団のメンテナンス頻度を減らす事ができます。 但し、ダニが全く繁殖しないと言う訳ではないので、掃除機掛け等、定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。以降で防ダニ布団に施されている防ダ ニ対策の一部を紹介します。
 
 
 ◆ 中綿に特殊化学繊維を使用している。

一般の布団の中綿には、木綿、羊毛、羽毛などの天然繊維が使用されていますが、これらは、ダニが繁殖しやすい繊維です。そこで、防ダニ布団は防ダニ性や速乾性を高めることを目的として、特殊化学繊維を使用したものがあり ます。特殊化学繊維にすると、天然繊維と比較して保温性が劣ると言われていますが、防ダニ性が飛躍的に向上します。
 
 
 ◆ 中綿に防ダニ剤(忌避剤)を使用している。


防ダニ剤で、ダニの繁殖を防いでいる布団もあります。但し、防ダニ剤にアレルギー反応を起こすこともあるため注意が必要です。防ダニ剤を使用しているすべての布団が危険と言う事はありませんが、防ダニ剤を使用している布団を購入さ れる場合は、薬剤のタイプや使用量、どんな試験基準をクリアしているのかについて、メーカーへ安全確認をしてから購入される事をお勧めします。また、防ダニ効果は洗濯をする度に少しずつ薄れて行きます。

 
 
 ◆ 側生地に高密度に織り込んだ繊維を使用している。

一般の布団の側生地には目の粗い繊維が使用されており、表面は隙間だらけで す。そしてダニは、その隙間から侵入し中綿に繁殖します。そこで、防ダニ布団では目の細かい化学繊維を高密度に織り上げた生地を側生地に使用する事で、 布団表面の隙間を無くし外界からのダニの侵入を防いでいます。化学繊維は、目が細かく高密度に織り上げる事ができる反面、静電気を発生しやすく、ハウ スダストや花粉を引き寄せてしまうと言う弱点もあります。そこで、導電性の繊維を一緒に編み込む事で、静電気対策を施した生地を使用している布団もあります。
 
 
 ◆ ミシンの針穴対策を施している。

生地を縫い合わせる時にできるミシンの針穴も、ダニの侵入口になります。そこでミ シンの針穴をバイヤステープで包み込んだり、ミシンを使用せずに熱溶着を言う技法を採用する事により、ダニの侵入を防いでいる布団もあります。
 
 
 ◆ 側生地にアレルゲン不活性繊維を使用している。

アレルバスターと呼ばれる素材を使用した布団です。アレルバス ターとは、フェノール系ポリ マーと言う繊維で織り上げた素材で、付着したアレルゲンを包み込み不活性化してしまう機能を持っています。布団に付着したダニアレルゲンを不活性化し、喘息などのアレルギー反応を起こさない物質に変えてしまうと言う訳です。
 
防ダニ布団を購入した時に調査した防ダニ布団の比較レポートが御座います。
これから購入を予定されている方は、是非ご活用下さい、
 
 
 
 
3. ダニ対策の効果をチェックしてみよう!
 


アサヒ ダニスキャン
 
ダニスキャンの紹介

最後に、ダニスキャンについて、紹介します。ダニスキャンは、ダニの汚染度を調べるキットです。家庭で約15分程度で行う事ができます。ダニは前述のように、目には見えません。ですから、普段の掃除で、どのくらい除去できているかは分かりません。しかし、ダニスキャンを使用すれば、ダニの汚染度を定量的に把握する事ができます。これまで、ご紹介したダニ対策をした ら、是非1度チェックをして見る事をお勧めします。もし、思うように改善されていない場合は、きっとどこかに落とし穴があるはずですから、その落とし 穴を発見するために、お役立て下さい。
   

布団を綺麗にし発作のない生活を目指しましょう!

 
 
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